アロマオイルとは、植物の花・葉・根・種子・木部・果皮・樹脂などの成分を抽出したもので、『エッセンシャルオイル』や『精油』とも呼ばれています。各植物によって特有の香りを持っています。
アロマオイルは揮発性が高いので、そのまま空気中に放置しておくと、どんどん蒸発していきます。また、水やお湯に入れてみると表面に浮いて膜のように広がりますが、油にはよく溶けます。これを親油性(脂溶性)といい、水より軽くて水には溶けにくく、油にはよく溶ける性質を持っています。でもオイルといっても油脂ではありません。アロマオイルは植物油(オリーブ油、アーモンド油、サフラワー油等)とは違います。精油は有機化合物なのです。天然の化学物質が数十から数百種集まってできています。
アロマオイルの抽出方法はいくつかありますが、主には以下の3つです。
<水蒸気蒸留法>
蒸留釜に原料となる植物を入れ、下から蒸気を通します。蒸気の熱により揮発成分が水などと共に蒸気となります。これを冷却すると、上澄みに精油(アロマオイル)、その下には精油を少し含んだ水(フロ−ラルウォーター)が作られます。最も広く使われている抽出方法です。
<圧搾法>
レモン、オレンジなど、柑橘類の果皮を器具で押しつぶして、精油を得る方法です。この場合は“エッセンス”といい、厳密には精油とは違いますが、一般に広くアロマオイルとして扱われています。
<溶剤抽出法(アブソリュート)>
有機溶剤(石油エーテル、ヘキサン、ベンゼン等)に原料の植物を漬け込み、これを低い温度で揮発させる方法です。揮発させた後は、軟膏状の固形物が残ります。それに再びエチルアルコールを加えて精油を取り出します。この抽出法で抽出されたアロマオイルを“アブソリュート”と呼びます。ローズやジャスミンなど微妙な花の香りを得るのに優れた方法ですが、溶剤が少し残る場合もあるので、専門家の方はこれを精油と区別される方もいます。
アロマオイルはそれぞれ揮発する速度(ノート)が違います。ノートの違う精油をブレンドすることで、香りが長持ちしたり、バランスがよくなったりします。
<トップノート>
揮発が速い成分が含まれています。ブレンドの場合は、まず最初に香りが立つものです。
<ミドルノート>
揮発速度が中程度のもの。ブレンドした場合はトップノートに続いて表れる香りで、これによって全体的な香りの印象が決まります。
<ベースノート>
時間がたつとほのかに香り、数時間以上持続します。ブレンドした場合は、揮発速度が速い成分を定着させ、香りを長持ちさせる効果があります。 |